南房総館山市で、『楽縁』という30代中心のチームを形成し、地産地消のデバイス事業を通じてコミュニティビルドを展開する東洋平さんへ、インタビューを行いました。

楽縁 東洋平さん 地産地消デバイス事業をゼロから創造した経緯を聞く

ゼロからの事業創造に、
デジパのフレームワークはどう役立ちましたか?

東さんはデジパのフレームワークを活用して事業創造をされているひとりなのですが、そもそもどのようなきっかけで当社との関わりが始まったのでしょうか。

「デジパの未来事業部が恵比寿で展開する、社会活動家サポート事業の『株式会社ココロザス』が開催していた「起業塾」の、「トンガッタ採用コンセプト」というテーマに惹かれて顔を出したのが最初のきっかけです。これから多くの人と一緒に事業を展開していきたいと思っていたので、人と人とがどのように事業をつくりあげていくのかということを学びに足を運びました。もともともっていた地産地消のデバイス事業のビジョンを詳しく桐谷さんに相談し、プレマーケティングの行い方や、ブレストワークの手法を学ぶことで、起業ビジョンをより明確にできたことが今に役だっています。」

プレマーケティングはどのように役立ちましたか?

「その当時は、地産地消のデバイス事業を頭に描いているだけだったのですが、プレマーケティングを通して、そのビジョンがビジネスとして成り立たないのかもしれないということがわかり、方向転換することができたのは良い結果でした。
描いている事業で実際に何を成し遂げられるのかを見極めることができましたし、もしプレマーケティングを行っていなければ、そのまま突っ走って失敗していた可能性は高いですね。」

ブレインストーミングを取り入れたワークは
どのように役立ちましたか?

「地産地消事業においては、ブレストワークを通して、かなり思考とアイデアが広がりましたね。自分ひとりで創造するよりも、多対多を数多く繰り返すことにより、とんでもないような意見が出てくることがあっても、それはあとから考えると非常に面白い、ということがたくさんあり、これからもチーム内スキルとして定着していくように回数を重ねていきたいです。」

活発に活動している東さん、
これからの展開をお聞かせください。

「現在、地産地消事業を通じて、ローカルと都会のデバイスとしての活動を発展させていますが、「観光」「週末体験」といったポピュラーな切り口だけではなく、「冒険」「実験」「体験」のような、実際に触れて知る、お金で買えない価値や南房総にある豊かさを都会の人に体験してもらい、リピーターを増やしていく事業の展開を考えています。」

「大きな目標としては、人間らしさ、癒し、人と人との触れ合い、支え合い、などの人間の本質的なものを共に創り出し発信するコミュニティをつくりたいですね。」

ヒトマップについて

「南房総には次世代的な生き方をしている人がとても多いと実感しています。私が作成している「ヒトマップ」というウェブサイトで紹介して、取り組みや生き様、性格、おもしろいところをフォーカスし、南房総の様々な側面を見ることができるように成長させたいですね。」

地域の活性化を行うために、「土地」「資源」ではなく「人」に焦点を当てる東さんの今後の展開に期待しています。